◆一審では旧経営陣4人に計13兆3210億円の支払いを命じた
東京高裁が入る裁判所合同庁舎
株主側は、一審の審理で東京地裁の裁判長らが視察した原発敷地内に加え、事故で避難を強いられ、入院患者ら44人が死亡した双葉病院(福島県大熊町)の視察も求めた。行き先は引き続き協議する。株主側代理人の海渡雄一弁護士は「裁判官は現場を体感して判決を書きたいと言っており、大変心強い」と話した。 一審東京地裁判決は、津波対策を怠り東電に損害を与えたとして勝俣恒久元会長(84)ら旧経営陣4人に計13兆3210億円の支払いを命じた。株主側、旧経営陣側とも控訴し、高裁で審理が続いている。木納裁判長は11月27日に結審する見通しを示している。(加藤益丈) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。