小林製薬の「紅こうじ」サプリメントを巡る健康被害の問題を受け、厚生労働省は29日、機能性表示食品の事業者に対し、医師の診断がある健康被害情報を把握した場合は行政に報告することを食品衛生法で義務付け、違反には営業の禁止や停止の措置を可能とする対策案をまとめた。週内にも政府の関係閣僚会合に報告し、省令改正作業を進める。  29日に開いた食品衛生監視部会で明らかにした。現行の食品衛生法の省令では、健康被害情報の報告は努力義務となっている。小林製薬は被害の把握から公表まで約2カ月を要したため、対応の遅れが指摘された。


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