環境省によりますと、去年7月8日午後5時ごろ、奄美市笠利町喜瀬から約700メートルの沖合でシュノーケリングをしていた男性がジュゴンのような生き物を目撃しました。
生き物は1体のみで、写真などは撮られていませんでした。
目撃した男性が海の生き物の見分け方に詳しかったことや三日月のような尾びれの特徴を詳しく説明したことなどから、現地の専門家が「ジュゴンの可能性が高い」と判断しました。
その後、専門家が周辺の海域を潜水やドローンで調べましたが、これまでのところジュゴンがいた形跡は確認されていないということです。
日本ではジュゴンは絶滅の恐れが最も高い生き物の一つとされ、現在、唯一の生息エリアだといわれる沖縄県でも目撃例が減少しています。
奄美大島では1960年の捕獲を最後に発見された記録はなく、目撃情報は2003年以来、20年ぶりということです。
写真:沖縄県で以前撮影されたジュゴン
画像提供:環境省
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