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■岐阜県で観測史上1位の大雨に

28日(火)から降り続いた雨は29日(水)朝になっておさまったものの、24時間で降った雨の量は岐阜の船山で278.5mmと1日で降る雨の量としては観測史上1位となりました。
そのほか、長野県の御嶽山で312.0mmで5月の観測史上1位。高知県の繁藤でも300mm以上と西日本から東日本の広い範囲で大雨となっています。

29日はいったん天気が回復するところも多くなりますが、台風がこれから接近する地域ではまだ影響が続きそうです。

■大東島地方に29日(水)夕方にかけて最接近 高波・暴風に警戒

台風は引き続き強い勢力で沖縄の南を北東方向へと進み。29日昼過ぎから夕方に大東島地方に最も近づく見込みです。今回の台風は強風域の半径が比較的小さくコンパクトなため、接近に伴っては急に雨・風が強まる恐れがあります。

大東島地方気象情報(29日10時58分発表)
■予想される最大風速(最大瞬間風速)
 29日 25メートル(35メートル)
 30日 15メートル(25メートル)

■予想される波の高さ 
 29日 6メートル うねりを伴う
 30日 4メートル うねりを伴う

■台風さらに北上 週末関東にも影響か

台風は週末にかけても北上を続け、31日(金)には関東の南、八丈島付近に進む予想です。沿岸では風が強まり、波が高くなるほか、梅雨前線が再び刺激されて、東日本の太平洋側を中心に雨が強まる恐れがあります。
すでに平年のひと月分に匹敵する量の雨となっているところもあります。最新の台風情報に注意するとともに、すぐに避難できる準備をしておくなど、大雨への備えが必要となります。

■台風一過の気温は

台風一過は暑くなるイメージを持つ方も多いかもしれませんが、今回は台風のあとに北から寒気が流れ込むため、週末以降は全国的に平年よりも気温が低くなる見込みです。
31日(金)の予想最高気温は東京で20℃と4月中旬並み。来週にかけても西日本から東日本は20℃を少し超えるくらいで比較的過ごしやすい陽気が続きます。ただ、平年よりも低い気温であることから、気象庁は農作物の管理に注意するよう呼びかけています。

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