厚労省などは、これまでに健康被害の報告が集中している紅麹原料から毒性が高いとされる「プベルル酸」が検出されたと報告していました。
その後の解析で小林製薬の工場から青カビが採取され、その青カビを培養したところ、プベルル酸が検出されたということです。
動物実験でラットに7日間、プベルル酸を投与した結果、腎臓の一部に壊死などがみられたことが分かり、人体への影響も含めて今後さらに詳しく調べるとしています。
また、紅麹原料から通常は入っていない物質が新たに2つ検出されたことも明らかにしました。
この2つの物質も青カビが混入することで作られたと推定され、厚労省は物質の特定を急いでいます。
小林製薬の紅麹を使ったサプリメントを巡っては、これまでに摂取していた5人が亡くなっています。
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