金の茶わんは盗品なのに、なぜ売ることができてしまったのでしょうか。
日本橋高島屋の展示販売会で、純金の茶わんを盗んだ疑いで逮捕された堀江大容疑者(32)。
調べに対し、「盗んだ茶わんでお茶を飲もうと思った」などと話していましたが、その後の警視庁への取材で、新たな供述が分かりました。
堀江大容疑者
「借金があった」
盗まれた茶わんを事件当日に一般的な相場よりも安い180万円で売却したのも、警視庁は堀江容疑者が現金化を急いだためとみています。
盗品がそのままその日に売却されてしまった今回の事件、どうして盗品なのに売ることができたのでしょうか。
買い取り店 リファスタ 杉兼太朗代表
「どこで、いつ、いくらでそれを買ったんですか。譲り受けたならいつ誰から、どのようにもらったんですか。質問して目が泳いだり、身の丈にあわないとなった段階で断ります。商品が特定できるシリアルナンバーが書いてあるもの、こういうのは買い取り店が所属している団体で瞬時に(盗品リストが)共有されるので、シリアルナンバー全部チェックするので、該当したら(警察に)そのまま通報」
盗品に関しては厳しく目を光らせる一方で、純金の茶わんのようにシリアルナンバーのない1点物は、盗品だと気付くことが難しいということです。
今回のようなケースの場合、古物営業法では、盗品だと分からず買い取ったとしても、持ち主が返却の意思を示したら店は返却する義務があるということです。
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