兵庫県明石市の大蔵海岸で2001年12月に発生した人工砂浜の陥没事故で、犠牲になった金月(きんげつ)美帆ちゃん(事故当時4歳)の命日にあたる26日、丸谷聡子市長らが事故現場を訪れ、献花した。
事故は12月、人工砂浜で地中の空洞が崩れ落ち、東京から帰省中だった美帆ちゃんが生き埋めになり、意識不明のまま翌02年5月26日に5歳で亡くなった。市や国土交通省の担当者らが業務上過失致死罪に問われ、有罪判決が確定した。
同市では現在、事故後に入庁した職員が約6割にのぼる。献花後、丸谷市長は報道陣に「風化させないために研修を行ったり、毎年誓いを立てたりし、職員に思いを伝えていきたい」と事故の継承への思いを語った。(大久保直樹)
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