板橋区の花火大会は、荒川の河川敷で対岸の埼玉県戸田市と一緒に開催していて、去年は、合わせて100万人が訪れましたが、板橋区の会場で、仕掛け花火の「ナイアガラ」の火が下草に燃え移って火事になり、途中で中止されました。
この花火大会について、板橋区の坂本健区長は27日の会見で、ことしは8月3日に開催し、荒川放水路通水100周年を記念して、大会史上最多の1万5000発を打ち上げると発表しました。
一方、火事の原因となったナイアガラについては、これまでの700メートルから半分以下の300メートルに縮小するということです。
火事を受けて安全対策を見直したところ、これまでの規模で行うためには、直前に水をまいたり、初期消火をしたりする人手が2倍近く必要なことがわかり、その確保が難しいためとしています。
また、当日の気温や地面の乾燥状態など、気象状況によっては、ナイアガラだけ中止することも検討するということです。
坂本区長は「今できる適正な規模で安全に実施できるようにしっかり準備していきたい」と話していました。
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