沖縄県・尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で27日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国公船が確認されるのは158日連続。日本政府による2012年9月の尖閣諸島国有化後、最長の連続日数を更新した。
中国公船は近年、台風接近などの荒天時を除いて尖閣周辺で航行を続けている。中国側が施政権を内外にアピールするため、尖閣周辺で公船の活動を常態化させていることが浮き彫りとなった。
日本政府関係者は「中国公船の大型化で、以前は避難させていたような海況でも航行継続が可能となったことも背景にある」と分析する。
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