男児が液体をかけられる事件があった大阪府河内長野市役所の駐車場(19日午後3時40分)=共同

大阪府河内長野市役所で開かれたイベントで堺市の男児(4)の右腕に液体がかかり、やけどを負って病院に搬送された事案で、別の参加者が使用していたネイル用接着剤が男児の袖に付着したことがやけどの原因だったことが24日、捜査関係者への取材で分かった。府警は捜査を終結した。

捜査関係者によると、府警の科学捜査研究所が袖の付着物を鑑定したところ、瞬間接着剤に含まれる「シアノアクリレート系樹脂」が検出。瞬間接着剤は布や皮膚につくと発熱する場合があるという。

参加者は男児の近くでつけ爪を装着しようとしていたという。防犯カメラなどから、府警は事件性が低いと判断した。

男児は19日午前、市役所の敷地内で、だんじりの展示を母親と見学。突然右腕を押さえて泣き出し、母親が確認すると、長袖がぬれ、腕に水ぶくれができていた。〔共同〕

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