男児が液体をかけられる事件があった大阪府河内長野市役所の駐車場(19日)=共同

大阪府河内長野市役所で開かれたイベントで男児(4)の右腕に液体がかかりやけどを負った事案で、府警の科学捜査研究所が衣服の付着物を鑑定した結果、瞬間接着剤の成分が検出されたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、検出されたのは瞬間接着剤に含まれる「シアノアクリレート系樹脂」。男児は右腕に全治約2週間のやけどを負って病院に搬送されたが、命に別条はなかった。

消費者庁によると、瞬間接着剤は、製品によっては布や皮膚につくと発熱する場合があり、やけどすることもある。子どもがやけどを負った事例も複数報告されているという。

男児は19日午前、市役所の敷地内で、パレードに参加するだんじりの展示を母親と見学。突然右腕を押さえて泣き出したため、母親が確認すると、長袖がぬれ、腕に水ぶくれができていた。

母親がイベントを警備中の警察官に「息子に何らかの液体をかけられた」と被害を申告。府警が原因を調べていた。〔共同〕

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