バラ園で美しいバラを楽しむ来園者のすぐそばで、危険なパルクール行為を繰り返すグループの映像がFNNの投稿サイトに寄せられた。

映像を見ると、グレーのTシャツを着た人物が花壇のへりからへりへ、次々と飛び移っていた。ほかの来園者にぶつかれば、大きな事故になりかねないこの危険な行為が撮影されたのは、兵庫・伊丹市にある荒牧バラ公園だ。

撮影者が3人組を目撃したのは、21日午後4時前で、花壇が階段状になっている場所だった。

撮影者に当時の状況を聞くと、「塀を下りたりよじ登ったりしていた。今まで見たことないので、ビックリしました。男性3人で、年齢は20代前半ぐらいの方々でしたね」という事だった。

映像では、1段高い花壇にいる白いTシャツ姿の人物が、下の通路を歩く人物の目の前にジャンプし、着地後すぐに1歩前に移動するが、バランスを崩し、歩行者側に倒れかけている。

また、グレーのTシャツを着た人物は、通路をジャンプで横切り左右に移動していた。

別の映像では、近くに来園者がいるにもかかわらず、高い場所から飛び降りていた。

撮影者は、3人組の行為を「上から飛び込むのが一番危ないなと思いました。足ずらしてとか、こけたりして花壇に足踏み入れたりとか、通行人の方々も高齢者なので、ぶつかったらただでは済まないことも起こり得るので、危ないなと思って見ていました」と問題視する。

3人組の行為は、約30分間にわたって続いたという。

撮影者によると、最終的には公園の管理者に注意され3人組は公園をあとにしたという。撮影者は、「それまではやりたい放題というか、まあまあやっていましたね」と振り返る。

伊丹市によると、同様の行為は以前から目撃されていたという。

伊丹市役所みどり自然課の占部訓由主査によると、公園管理者からパルクール行為があったとの報告は受けていて、似たような行為も2~3年前からあったという。「鑑賞型の公園みたいな形なので、ああいうスポーツ的なことをする場所ではない。非常に危ないと思うので、やめていただきたい行為になる」と話した。

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