4月6日、高崎市にある上信電鉄の踏切で、近くに住む9歳の女の子が列車にはねられて亡くなりました。
現場の踏切は遮断機と警報機がともに設置されていない「第4種踏切」で、上信電鉄によりますと、同様の踏切は高崎駅と下仁田駅の間の路線に45か所あり、このうち半分近い21か所が高崎市内にあります。
事故を受け、高崎市は21か所の「第4種踏切」をすべて廃止する方針を決めました。
具体的には、地元から廃止の合意が得られれば、踏切自体をなくして通行できなくする一方、合意が得られなければ、遮断機と警報機が設置される「第1種踏切」に変更するとして、必要な予算を来年度以降の5年間で確保する方針です。
「第1種踏切」に切り替えるための費用について、市は上信電鉄には求めず、国の補助金を活用しながら負担することにしています。
高崎市の富岡賢治 市長は「命に関わることなので、速やかに対応することを決めた」というコメントを出しました。
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