東京・新宿区の新宿御苑トンネル内で18日、通行禁止の電動キックボードが3台並んで走行している様子が撮影された。
このトンネルは交通量が多く、事故の危険性もあった。
専門家は、道路交通法違反の可能性を指摘し、慎重な運転を呼びかけている。

入り口には進入禁止の標識も

東京・新宿区で18日午後9時前、トンネルを走っていた車の前に現れた赤い光。
近づくと正体が明らかになった。

(視聴者撮影)
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このトンネルで通行が禁止されている、電動キックボード3台が列を作って走行していた。

まさかの事態を目撃した車のドライバーは、「最初はパイロンだと思った。電動キックボードと気づいてからは、さすがに怖くなった」と話している。

なぜこの3人組は、危険な走行をしていたのだろうか。

危険な運転が行われたのは、交通量が非常に多い新宿御苑トンネルで、現場のトンネル内は、路側帯がなく、電動キックボードが走る余裕はないように見える。

新宿駅が近いため、このトンネルの周辺では、普段から多くの電動キックボードが走っているが、法律では電動キックボードは自転車とほぼ同じ扱いとなるため、道路標識に従う必要がある。

トンネルの入り口には、自転車などの進入禁止の標識が4つも立っていて、見逃すということはなさそうだ。

道路交通法違反で懲役刑の可能性も

3人組は、この標識を見落としてしまったのだろうか。

(視聴者撮影)

目撃した車のドライバーは「(交通ルールを)知らなかったとか、無視した行動は慎んでほしい」と話す。

交通問題にくわしい大達一賢弁護士は、映像の運転は「道路交通法違反で3カ月以下の懲役、または30万円以下の罰金が科せられる可能性がある」と話す。

また、「(電動キックボードは)バイクに準じるものであるため、自転車の手軽さのみで乗ることは、重大な事故につながるリスクがある。認識を改めて、慎重な運転を心がけてください」と話している。
(「イット!」 5月21日放送より)

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