気象庁は21日、6~8月の3カ月予報を発表した。太平洋高気圧の影響で暖かく湿った空気が日本列島に流れ込みやすく、全国的に気温は高めで「暑い夏」になりそう。「水分や塩分の補給など十分な熱中症対策を」と呼びかけた。

日傘を差して銀座を歩く人々。観測史上「最も暑い」7月だった=2023年7月10日

 東日本(関東地方や東海地方など)の3カ月の平均気温は、「平年並み」となる確率が30%で、「高い」が60%と最も大きく、「低い」は10%としている。  昨年夏は35度以上の猛暑日が群馬県桐生市で39日、東京都心で22日を数えるなど、記録的猛暑だった。今夏は南米ペルー沖の水温が下がる「ラニーニャ現象」の発生確率も5割程度あるとされる。同現象は日本に暑い夏をもたらしやすい。  どの程度暑くなるかは現時点で見通せない。気象庁の担当者は「ラニーニャが起きれば8月には影響が表れ、非常に暑くなる可能性はある」としている。(宇佐見昭彦)  

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