観測史上初めて震度7を2回記録し、熊本、大分両県で計276人が死亡した2016年4月の熊本地震は、2度目の激震「本震」から16日で8年となった。被害の大きかった熊本県阿蘇地域では午前1時25分の発生時刻に、遺族らが鎮魂の祈りをささげた。45人が死亡した同県益城町の町役場では同日朝、職員らが黙とうした。
熊本地震で、熊本県では災害関連死が218人と直接死の4倍超に上り、避難の在り方が課題となった。能登半島地震の被災地に教訓を伝えようと、熊本からは官民挙げた支援が続いている。
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