不満が噴出しました。
自民党のいわゆる裏金事件で処分を受けた堀井学衆議院議員。
自民党の北海道第9区支部は、その処遇について協議しました。次の選挙への出馬は、どうなるのでしょうか。
比例北海道ブロック選出の堀井学衆議院議員がSNSに投稿した動画。
トレードマークだった頭にかつらを着けて「二頭流」を名乗っています。
議員が話題作りに励む一方で、それを支える周囲からは厳しい声が相次いでいます。
「このまま、支部長が同じではだめだという意見も聞いている。皆さんの声もこの場で受けて、しっかりと堀井支部長にも伝える」(道9区支部長代行 藤沢 澄雄 北海道議会議員)
5月19日、苫小牧市で開かれた北海道9区の緊急役員会。次の衆議院選挙で堀井議員が公認候補となることに異論が出されました。
一体どうなるのでしょうか。
週末は、北海道選出の自民党議員による裏金についてのおわびが続きました。
約2100万円の不記載があった、橋本聖子参議院議員。
「政治資金の問題において、大変なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。申し訳ございませんでした」(橋本 聖子 参議院議員)
北海道5区の和田義明衆議院議員は、発覚後初めて公の場で約1000万円の不記載について謝罪しました。
「皆さまに心からおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」(和田 義明 衆議院議員)
進退問題が浮上している堀井議員も約2200万円の不記載があったとして、党の役職停止1年間の処分を受けています。
1月には謝罪も行いました。
「誠に申し訳ございませんでした。支援者を増やす会合や、2次会の参加費。不記載にしてはならないものだという理解が足りなかった」(堀井 学 衆議院議員)
しかし4月、自民党苫小牧支部は堀井議員がパフォーマンスに走り地元の支持者や有権者を回る活動を軽視しているとして、文書で厳しく批判しました。
「独善的であり傲慢な態度と言わざるを得ず、政治家失格です。これ以上支部長として認めるわけにはいかないという結論に達しました」(自民党苫小牧支部の発表した文書)
そして、5月19日に開かれた北海道9区の役員会。
各支部から堀井議員の交代を求める意見と、慎重論の両方が出ました。
「『もうだめ』という意見は3分の1くらい。議員としてしっかりやってくれたことは評価していい。現職に対して『やめてほしい』とか『降ろした方がいい』と、軽々に言うべきではないという意見もあった。堀井支部長がどこまで本気で修復するかがポイント」(道9区支部長代行 藤沢 澄雄 北海道議会議員)
役員会で出された意見は堀井議員に伝えられました。
このようないざこざに、地元北海道9区の有権者は。
「普段は何をしているのか分からない。全然伝わってこない」
「あまり良い評判を聞かない」
「できればもっとふさわしい人を発掘してもらいたい」(いずれも地元の有権者)
北海道9区では今後、幹部らが堀井議員と話し合い、6月末の総会までに党本部に交代を求めるかどうかなど方向性を決めたいとしています。
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