大阪弁護士会は20日、小林製薬(大阪市)の紅こうじサプリメントを巡る健康被害問題を巡り4月26、27日に実施した無料電話相談に80件の情報が寄せられたと発表した。服用との因果関係は不明だが「亡くなった親族が摂取していたと思うがどうしたらよいか」などの死亡例に関する相談も7人分あったという。

 弁護士会によると、80件のうち具体的な摂取商品などを確認したのは68件。相談者は30~70代で摂取者本人がほとんど。健康被害の症状があったとしたのは56件で、医療機関の受診状況では入院19件、通院34件だった。

 弁護士会は今後、同社の補償状況を注視しながら電話相談の継続などを検討する。

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