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 修学旅行先の京都で、バスの運転手が足りずに直前にバスがキャンセルになるなど、今「2024年問題」の波紋が広がっています。

■“ドライバー不足”学校行事のキャンセル

 本格的な夏の旅行シーズンが近づくなか、「中学校の修学旅行がピンチ。」というXの投稿が注目されています。一体、何が起きたのでしょうか? Xから 母親提供
「貸切バスが手配できなかったんだと。来週なのに… 理由は、バスの運転手さんが確保できなかったこと。」  “ドライバー不足”が原因で、投稿者の娘が修学旅行先の京都で利用するはずだったバスが急きょキャンセルとなり、在来線を利用することになったのです。

 きっかけの一つは、バスの運転手などの長時間労働を改善したことによって生じている、いわゆる「2024年問題」です。

 一方で、改善基準の実施前の2月にもこんなことがありました。当時、札幌市内の小学校に通っていた別の児童は、「スキー学習」に行く予定でしたが、わずか数日前に突然キャンセルとなりました。そこにも「運転手不足」がありました。 スキー学習が中止になった児童の母親
「年間行事で予定も立てているし、学校だって前もって予約もして手配もかけているなかで、直前になってこれってどう考えてもおかしいなと思いますよね。小学校のせっかくの思い出づくりを、そういった形でなしにするっていうのは納得がいかないですよね」

 今年3月に小学校を卒業したという娘が楽しみにしていた“小学校最後”のスキー学習。延期して実現させようという話も出ていましたが、その後、中止になったといいます。

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■バス運転手「悪循環になっていく」

■バス運転手「悪循環になっていく」

 相次いで起きた“ドライバー不足”を巡る学校行事のキャンセル問題。修学旅行を担当した経験もある、観光バスの運転手はこう話します。

関西を中心に観光バスを運転
前平章博さん
「僕がよく聞くのは、修学旅行の旅行会社からの依頼料金が低いから、なかなかバス会社は嫌がるというのは聞きますけどね。すべてがそうじゃないと思うんですけど、きっちり報酬がなければ、バス会社も運転手も生活できませんから。転職する人も増えて、悪循環になっていくので」

(「グッド!モーニング」2024年5月20日放送分より)

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