記者会見する全国知事会長の村井嘉浩宮城県知事(15日、県庁)=共同

全国知事会長の村井嘉浩宮城県知事は15日の記者会見で、国民スポーツ大会(旧国民体育大会)の在り方を巡る議論に関し、さまざまな考えがあるとして「知事会として意見の一本化は難しいと思う」と述べた。都道府県アンケートを基に、知事会の見解を主催者である日本スポーツ協会に提出するとも説明。内容は存廃両論を含めた列挙になる可能性を示唆した。

国スポを巡っては、村井氏が8日、都道府県の財政負担などを理由に「廃止も一つの考え方ではないか」と指摘。これに各知事らが賛否を示すなど議論が加速している。

村井氏は15日の会見で、廃止に言及した自身の発言について「こういう議論があることを国民が知らなかった。刺激的な表現になったが、問題提起して良かった」と述べた。日本スポ協に意見を出した後も、知事会として議論を続けていく方針も示した。〔共同〕

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