衆院東京15区補欠選挙を巡り公選法違反(自由妨害)の疑いで政治団体「つばさの党」の代表ら3人が逮捕された事件で、他にも党の複数のスタッフが他陣営の選挙活動の妨害に関与した疑いがあることが18日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査2課はこれらのスタッフも同法違反容疑で捜査する方針。
逮捕された党代表黒川敦彦容疑者(45)や党から出馬して落選した幹事長根本良輔容疑者(29)ら3人は、選挙期間中に他陣営への妨害行為を動画投稿サイトのユーチューブなどで配信していた。複数の陣営から被害相談を受けている捜査2課は、これらの行為に複数のスタッフが動画の撮影役や運転手などとして関与したとみて調べている。
警視庁は3人の認否を明らかにしていないが、いずれも逮捕前の取材に違法性の認識を否定していた。3人の逮捕を受け、党の関係者らは17日夜、ユーチューブの配信で「不当逮捕だ」「東京都知事選へ向けた弾圧」などと主張した。黒川容疑者は7月投開票の都知事選への立候補を表明している。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。