運送会社「マルハリ」の家宅捜索に入る警視庁の捜査員ら=17日、神奈川県厚木市三田で
◆厚木市の営業所に家宅捜索
課は17日、降籏容疑者が勤務していた運送会社「マルハリ」(札幌市)の神奈川県厚木市の営業所を家宅捜索。運転日誌や運行記録、降籏容疑者の自家用車のドライブレコーダーの記録媒体などを押収し、運行管理などを調べている。 事故は14日午前7時35分ごろに発生。乗用車とトラック計7台が絡み、炎上した乗用車の3人が死亡し、他のトラックの2人もけがをした。 ◇ ◇◆「起きてはならないことが起きた」と営業所の代表
トラックなど車7台がからむ事故の起きた現場=14日、埼玉県戸田市で、本社ヘリ「あさづる」から
「マルハリ」神奈川営業所(神奈川県厚木市)で五十嵐真樹代表と配車担当者が17日、報道各社の取材に応じた。五十嵐代表らによると、事故前日の13日正午ごろの点呼で、降籏容疑者が「体調が悪い」と報告。容体を尋ねると「大丈夫」と答えたため、早めに帰宅させて様子を見たという。 翌14日、降籏容疑者は午前4時ごろにトラックで出発。通常は安全運転管理者が酒気のチェックや車両点検をするが「本人が早く出てしまい、この日は受けていなかった」という。眠くなる風邪薬を運転前に飲まないようにするなどの健康管理は「本人に任せている」と説明した。 降籏容疑者は昨年、トラックで人身事故を起こしており、会社としても指導していたというが、配車担当者は「勤務態度は真面目で欠勤や遅刻もなかった」と話した。五十嵐代表は「残念な事故で、起きてはならないことが起きてしまった」と述べた。 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。