日航は17日、運航する定期便の全ての非常口に客室乗務員を配置すると明らかにした。「1月の羽田空港での衝突炎上事故の教訓を踏まえ、安全性やサービス向上を考慮した。乗務員の負担軽減にもつながる」としている。

 日航によると、国内線と国際線のボーイング787について、7月1日から非常口と同数以上となる8人以上の客室乗務員を配置する。他の機種では既に全非常口に配置する体制となっており、乗客乗員379人全員が脱出した羽田の事故でも当時、全非常口に配置していた。

 客室乗務員の配置を巡っては、パイロットらでつくる航空労組連絡会が全非常口への配置を義務付けるよう国土交通省に要請している。

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