徳島県西部で4月、県道脇に設置された鋼製の溝ぶたの盗難が相次ぎ、県と県警が合同で点検を実施するなどして警戒を強めている。
県高規格道路課によると、4月に県西部の住民から「溝ぶたが盗まれている」と通報があり、県が被害状況を調査。4月8~22日に美馬、三好、吉野川の3市の県道脇の5カ所で、側溝の上に敷かれた長さ約1メートル、幅約0.5メートルの溝ぶた計11枚がなくなっているのを確認し、地元の警察署に被害届を出した。
県によると、溝ぶた1枚あたりの価格は1万~1万5千円ほどといい、県警は換金目的の窃盗の可能性もあるとみて捜査。さらなる盗難を防ぐため、県と県警は同月26日、合同で3市の県道の側溝を点検するなど巡回を強化している。
美馬市では同月、銅製の電線の盗難も相次ぎ、四国電力送配電からの被害届を受けて、美馬署が窃盗事件として捜査している。(吉田博行)
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