東大が授業料の引き上げを検討していることが16日、関係者への取材で分かった。現在は文部科学省令が定める「標準額」の年間53万5800円。省令で認められている上限まで上げた場合、約10万円増の64万2960円となる。
文科省によると、国立大の授業料は、標準額の最大2割まで増額が可能。標準額からの引き上げは、既に東京工業大や一橋大、千葉大などが実施している。
東大は、引き上げの可否や金額、時期などについて学内で議論を進めている。
現在は、大学の在り方を検討する中教審の特別部会で、増額を含め議題に上がっている。中教審は2024年度中に答申をまとめる方針。
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