京都市中心部で16日午前10時15分ごろ、爆発を伴う火災が起きた。現場は複数の飲食店が入る木造2階建ての建物で、通行人の60代女性が飛散したガラスでけがを負い、40代の男性店員がやけどを負ったが、いずれも軽傷という。消防車25台が出動して消火にあたり、午後0時過ぎにほぼ消し止められた。

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 京都府警下京署によると、建物は下京区白楽天町の飲食施設「ざ・らくちん室町横丁」。火元は2階のすし店とみられ、やけどを負った男性店員は「出勤して電灯のスイッチを押した瞬間に爆発した」という趣旨の話をしているという。当時、1階の別の店舗には数人の従業員がいたが、けがはなかった。署や市消防局が爆発の原因を調べている。

 向かいの建物にいた女性は「『バーン』という爆発音と、窓ガラスが割れるような『ガシャン』という音がした。自分がいた建物も揺れたように感じた」と振り返った。

 飲食施設は市中心部の阪急烏丸駅の南西にあり、周囲はビルやオフィス、店舗が立ち並ぶ。通行人や観光客も多く、爆発後は煙が広がり、消防車やパトカーのサイレンが鳴り響くなど騒然とした。

【動画】京都市中心部で爆発火災=朝日放送テレビ撮影

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