14日午前1時すぎ、南会津町藤生の住宅で、この家に1人で暮らす60代の女性が寝ていたところ、複数の男が押し入り、粘着テープのようなもので両手首などを縛った上、現金1万数千円を奪って逃げました。

女性は手首などにすり傷を負ったということで警察は強盗傷害事件として捜査しています。

警察のこれまでの調べで室内は、戸棚の引き出しが開けられるなど部屋の中が荒らされていたということですが、男らが押し入った直後、女性の顔に布のようなものをかぶせ、周囲が見えないようにしていた疑いがあることが捜査関係者への取材で分かりました。

そのあと、逃げ出した女性が助けを求めた親類の男性によりますと、女性は目隠しをされていたと説明したうえで「男らの顔を見ていない。男らの気配が無くなったので逃げてきた」と話していたということです。

警察は、男らの行方を捜査するとともに先月下旬以降、近隣の栃木や長野、群馬の山あいの住宅で相次いでいる強盗事件との関連がないかも調べています。

被害女性の親類の男性「目隠しをされて犯人の顔は見ていないと」

女性の自宅から数百メートル離れた所に住む親類の男性がNHKの取材に応じました。

男性によりますと、被害にあった女性は、14日午前1時すぎに歩いて男性の自宅にやって来て、助けを求めたということです。

男性は「女性は助けを求めてきた際、震えが止まらない様子だった。目隠しをされたので犯人の顔は見ていないと話していた。車の音などは聞こえなかったが家の中から犯人の気配が無くなったので逃げてきたと話していた」と当時の女性の様子を振り返りました。

また、男性によりますと、女性は、ガラスが割れていたのは玄関とは別の小さな扉の窓で、玄関は就寝前に施錠していたものの助けを求めに行く際には開いていたと説明したうえで「小さな扉から入られて玄関から出て行ったのかもしれない」と話していたということです。

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