福岡管区気象台は15日、熊本県の阿蘇山の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げた。同日午前9時ごろから火山性微動の振幅が大きくなったほか、9日の現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が増えていた。中岳第1火口から約1キロの範囲で、大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。
地元の阿蘇市などでつくる阿蘇火山防災会議協議会は、火口周辺約1キロ圏の立ち入りを規制し、火口見学エリアに向かう有料道路が通行止めにすると発表した。
阿蘇山の噴火警戒レベルは、今年4月26日に2から1へと引き下げられていた。(伊藤隆太郎)
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