秋田県にかほ市の50代女性が、SNSのメッセージを皮切りに見知らぬ相手から嘘の投資話を持ちかけられ、現金209万円をだまし取られていたことが分かった。
由利本荘警察署の調べによると、にかほ市に住む50代の女性は2月上旬、SNSを通じて見知らぬ相手から投資に関するアプリを装った偽のアプリを紹介された。
そして相手から「アプリに入金すれば増える」など嘘の投資話を持ちかけられ、投資や利益を払い出すための手数料などと金を要求された。
その後、女性は指定された口座に複数回、現金を振り込み、少なくとも約209万円をだまし取られた。
相手と連絡がつかなくなり、女性は不審に思って14日に警察に相談したところ、被害が明らかになった。
女性が紹介された偽アプリの画面には、投資で利益が出ているよう錯覚させるような内容が表示されていた。
秋田県警察本部のまとめでは2024年、3月末までに県内で確認されたSNSをきっかけにした投資詐欺の被害は8件で、被害額は5800万円余りに上っている。
警察は、「簡単にもうかる」などといったメッセージが送られてきたり、広告サイトからSNSに誘導されたりして投資名目で現金をだまし取られる被害が全国で発生しているとして、注意を呼びかけている。
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