昨年4月の東京都江東区長選で、柿沢未途元衆院議員(53)=公選法違反罪で有罪確定=と共謀して区議らに現金を供与したなどとして、同法違反(買収)の罪に問われた元私設秘書後藤周被告(38)の東京地裁公判で、検察側は14日、罰金50万円を求刑した。
被告は今年1月に受けた罰金50万円の略式命令を不服として、正式裁判を請求していた。3月の初公判で「買収のための資金という認識はなかった」と起訴内容を否認した。
起訴状などによると、柿沢元議員らと共謀し、昨年2月ごろ、区議5人に現金計100万円を供与し、区議3人に計60万円の供与を申し込むなどしたとされる。
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