東京の百貨店で純金製の茶碗(ちゃわん)を盗んだ男が逮捕されました。父親がANNの取材に応じました。
■お茶など飲まず…180万円で売却
父親は、息子の逮捕に困惑します。
堀江容疑者の父親「そんな大それたこと…。ちょっと頭、整理したいのでいいですか」
13日、警視庁が窃盗の容疑で逮捕したのは、堀江大容疑者(32)です。
11日、東京・日本橋高島屋の展示販売で、純金の茶碗を盗んだ疑いが持たれています。 堀江容疑者「盗んだ茶碗でお茶を飲もうと思ったが、換金した方がいいと思った」 盗まれたのは、およそ380グラムの純金の茶碗。販売価格は、1040万6000円という高価な物でした。
堀江容疑者は日本橋高島屋で純金の茶碗を盗んだ後、江東区内の貴金属店で売却したということです。
堀江容疑者はお茶など飲むこともなく、盗んだその日に純金の茶碗を売ったといいます。
堀江容疑者「買い取り店で茶碗を180万円で売却した」
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■容疑者の父親「罪を償うしかない」■容疑者の父親「罪を償うしかない」
1000万円を超える茶碗の売却額は180万円。堀江容疑者が売却した11日、金の買取価格は1グラム12577円でした。盗んだ純金の茶碗は380グラム。単純計算すると477万9260円となります。180万円、つまり堀江容疑者は相場の半分以下で売ったことになります。
180万円という買取額について、専門家はこう話します。
金に詳しい専門家「今の相場を考えると、かなり安い買い取り額だと思う。売った人間が金に詳しくないか、急いで現金にする必要があったように感じる」
数年間、同じ職場で働いていたという、堀江容疑者を知る人はこう話します。
堀江容疑者の元上司「言われたことは全力で頑張ろうとする、そういった従業員でした。言葉数が多いタイプではなかったので、何かを抱えているのか、判断がつきにくい部分はあったかもしれません」
息子の逮捕を受け、父親はこう話しました。
堀江容疑者の父親「人の物に手を出す自体、悪いんだから…。ちゃんと正直に話して、罪を償うしかない」
売られた純金の茶碗は今のところ見つかっておらず、警視庁は転売されたとみて調べを進めています。
(「グッド!モーニング」2024年4月15日放送分より)
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