平山綾拳容疑者殺人の疑いで再逮捕…事件８日後に宝島さん店“売買”持ちかけられた新証言も「キャッシュが欲しいのかなと思った」

飲食店経営者の宝島龍太郎さんと妻・幸子さんの遺体が見つかった事件で、死体損壊容疑で逮捕されていた平山綾拳容疑者。
警視庁は、仲間とともに宝島さん夫婦の首を絞めるなどして殺害した疑いで、11日、平山容疑者を再逮捕しました。

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平山容疑者は、夫婦が殺害された東京・品川区の空き家の中には入っていないとみられていますが、「佐々木光容疑者から依頼され実行役2人に頼んだ」と供述するなど元俳優・若山耀人（わかやま・きらと20）容疑者らに“殺害を指示”したといいます。

平山容疑者の再逮捕を受けて、家族が今の心境を明かしました。

平山綾拳容疑者(25)の家族：
綾拳とは週に一度、食事をしていました。まさか、こんな事件が起きるなどとは考えられませんでした。今はただ、心から、亡くなられた方々のご冥福をお祈りする毎日です。

さらにその後の調べで、平山容疑者が事件数日前に電気コードを購入していたことがわかり、宝島さん夫婦がこの電気コードで首を絞められ殺害された可能性があることがわかりました。
警視庁は首謀者とみられる関根誠端（せきね・せいは　32）容疑者ら残る５人についても、殺害への関与を追及する方針です。

遺体発見から8日後に「店」の売買

新たな事実が次々に判明する中、「めざまし8」が取材したのは、事件後に宝島さん夫婦が経営していた14店舗を「買わないか」と持ちかけられた人物。

元祖わら屋・上野御徒町店　原田靖弘代表：
４月24日かな？突然店に来て。夜いらっしゃって、事件あったの、ご存じですよね？っていうんで、知っていますよと。

宝島さん夫婦が多くの店舗を経営していた上野で飲食店を経営する原田靖弘さんは、宝島さん夫婦の遺体が発見された日から8日後の4月24日に、宝島さん夫婦が経営していた店舗に関する“売買の相談“を持ちかけられたといいます。

元祖わら屋・上野御徒町店　原田靖弘代表：
（宝島さんの）会社の持っている中の店舗でどれか買いたいなとか思う店舗ありますか？といってホームページを見せられて、「うちの担当者、宝島さんご夫婦の会社の担当をしていて、普段は関根さんとよくやりとりするんです」って。「あ、そうなんですか」っていう感じで。

原田さんは、宝島さん夫婦も関根容疑者とも面識はなかったといいます。
話を持ちかけてきたのは、原田さんが経営する飲食店の関係者。その人物は、宝島さん夫婦が経営する店とも、仕事上の付き合いがあったといいます。

原田さんによると、持ちかけてきた人物も「ただ買いたい人がいたら紹介してくれるって、頼まれただけなんで」と別の人物から売買を持ちかけるように頼まれたと話していたということです。

元祖わら屋・上野御徒町店　原田靖弘代表：
利益どのくらい出ているんですか？って聞いたら、一番出ているところで、300万前後。14店舗、ホームページに出ているやつの中から、「この中にありますか？」って。
これ以外にも、あと数店舗あると思うんですけど、とりあえず“息子さん”がいらっしゃって、もう今後経営を続けていく気があまりないみたいなんで、っていう話の持ってきかただったんですよ。

「息子が経営を続けていく気がない」。この息子とは、宝島さん夫婦の長女と内縁関係にある、関根誠端容疑者のことだったのでしょうか？

――お金がすぐに欲しいのかなと思った？
元祖わら屋・上野御徒町店　原田靖弘代表：
そういう事だと思ったので、名義もすぐに変えられないでしょうし。
すぐキャッシュで欲しいというか…キャッシュ“が”欲しい。現金というか…もちろん、振り込みますけど会社と会社の売買なので。
相手がお金が欲しくて、事件直後なのにやっているのかなと思ったんで、だからちょっと…恐ろしくて手出さないよね普通っていう話で。そこでもう僕は買わないって言ったんですけど。