佐藤大 被告(34)は経済産業省の職員だった2022年7月から12月までのおよそ半年間で、飲食店などで合わせて6人の女性に睡眠薬を混ぜた飲み物を飲ませたうえで、性的暴行やわいせつな行為をしたり、しようとしたりしたなどとして7件の事件で罪に問われました。
13日の判決で東京地方裁判所の中尾佳久 裁判長は「被害者が見ていない隙に睡眠薬を飲み物に混ぜ、抵抗できないようにしむけた。判断能力を奪うという危険で被害者の尊厳を無視した非道な犯行だ」と指摘しました。
そのうえで「短期間に7件の犯行を繰り返し、こうした犯罪に対する規範意識が鈍くなっており、身勝手だ」などとして懲役10年を言い渡しました。
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