栃木県那須町の河川敷で夫婦の焼かれた遺体が見つかった事件で、警視庁と栃木県警の合同捜査本部が11日、埼玉県越谷市、建設業平山綾拳（りょうけん）容疑者（25）＝死体損壊容疑で逮捕＝を殺人容疑で再逮捕することが、捜査関係者への取材で分かった。平山容疑者は首謀者らの指示を受けて実行役を手配したり、車を用意したりした仲介役だったとみられる。 　捜査関係者によると、複数人と共謀し、4月15日午後11時50分～16日午前1時半ごろの間、東京都品川区の空き家のガレージで、会社役員宝島龍太郎さん（55）と妻幸子さん（56）を窒息死させて殺害した疑いが持たれている。幸子さんは、頭部に骨折など複数の外傷があった。 　ガレージに幸子さんの血痕が見つかっており、平山容疑者が集めた知人の男2人＝死体損壊容疑で逮捕＝が夫婦に暴行を加えたとみられる。夫婦の死亡後、この男2人が平山容疑者の車で那須町に向かったことが判明している。 　合同捜査本部はこれまでに計6人の男を逮捕。いずれも夫婦の死亡の経緯を知っているとみられ、夫婦の娘の内縁の夫、関根誠端（せいは）容疑者（32）が事件を主導したとみて調べている。 

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。