警察によりますと、3月、川崎市多摩区の一人暮らしの60代女性に通信業者を装った女から「携帯電話の料金が滞納している、勝手に契約されている可能性がある」などと電話がありました。
さらに、警察官を名乗る男と検察庁の職員を装った女からも次々と電話があり、「紙幣調査のために口座の金を送金して下さい」と指示されました。
女性は45回にわたって現金約4500万円を振り込んでしまったということです。
その後、不審に思い、警察に「詐欺に遭ったかもしれない」と相談して事件が発覚しました。
被害のあった多摩警察署管内では同様の手口による詐欺を含め、特殊詐欺の被害がすでに去年を上回る1700万円に達しています。
警察は特殊詐欺の犯人は留守番電話を嫌うため、常に留守番の設定をするなど注意を呼び掛けています。
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