昨年の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で各国首脳に被爆体験を語った小倉桂子さん(86)=広島市=に、米アイダホ大が名誉博士号を授与することが10日、分かった。小倉さんが明らかにした。8~14日の日程で米アイダホ州を訪問し、アイダホ大で学生に講演などをする。
アイダホ大とは、2022年に招かれて学生や市民の前で被爆証言をして以来交流があるという。
小倉さんは8歳の時、広島原爆の爆心地から約2.4キロの自宅近くで被爆。広島の原爆資料館の元館長だった夫の馨さんを1979年に亡くし、遺志を継いで世界各国の要人や学生らに英語で被爆体験を語ってきた。
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