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 オーバーツーリズム対策の一環として、富士山に“人数規制”さらには“通行料”が導入されるということです。一体どんな仕組みになるのでしょうか。

■入山は早い者勝ち? 2000円は高い?

 今回、入山規制が行われるのは、山梨県側の吉田ルートです。富士山には4つの登山ルートがありますが、最も登山者数が多いルートです。  どのように規制をしていくかというと、今年7月からの登山シーズンに合わせて、5合目にある登山口にゲートを設置する予定だということです。  ゲートを設置して人数規制があり、それが一日4000人まで。さらに一人あたり2000円の通行料がかかります。通行料を払うと、証明としてリストバンドがもらえ、それをつけるとゲートを通って頂上を目指せるという仕組みです。

(Q.人数が制限されるということは、早く行かないと登れなくなるのですか?)

 そこはちゃんと、確実に登りたい人向けに予約システムも準備中だということです。

 ただ、一日4000人の枠が、事前予約だけで埋まらないように、当日枠も設定されるということです。

(Q.2000円という値段は、世界的にみると?)

 世界の入山料を調べますと、例えば世界最高峰のエベレストの入山料は、ネパール側から入山の場合、日本円でおよそ170万円だということです。来年さらに値上がりするという報道も出ています。  また、こちらのデナリはかつてマッキンリーと呼ばれていた北米最高峰の山です。こちらは、およそ5万5000円かかるそうです。

(Q.海外の山と比べてみると、富士山の2000円はお手頃に感じますが)

 2000円の通行料は、富士山の保全や入場制限のための費用に使われるということです。

 山梨県の担当者は「賛否はあるかもしれませんが、世界に誇る富士山を後世に残していくためには保全が大事」で、「今回の規制もきれいな富士山を残すために応援してもらいたい」としていました。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年5月10日放送)

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