「紀州のドン・ファン」の元妻須藤早貴被告の詐欺事件で、初公判が開かれた和歌山地裁の法廷。奥中央は福島恵子裁判長＝１０日午後
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家野崎幸助さん＝当時（７７）＝を殺害したとして殺人罪などに問われた元妻須藤早貴被告（２８）は１０日、和歌山地裁で開かれた、別の男性から現金をだまし取ったとする詐欺罪の初公判で「お金を受け取ったことは事実だが、私の体をもてあそぶためにお金を出したと思う」と述べた。弁護人は詐欺罪の成立を争うとした。 詐欺罪は野崎さんに対する殺人事件とは分離して審理される。起訴状によると、被告は２０１５年３月から１６年１月にかけて３回にわたり、札幌市の男性＝当時（６１）＝から海外留学の準備金などの名目で計約２９８０万円をだましとったとしている。
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