4月1日付けで兵庫県姫路市の教育長に就任した元TBS社員の久保田智子氏が8日に記者会見を開いた。まずは現場の話を聴くことに集中し、「子どもが主語となる学校づくりに取り組みたい」と語った。
自身が子育て中の久保田氏は、教育長就任を引き受けた理由について「子どもにとって保護者と地域と学校の存在が大きい。そのうち、これまでは当事者にはなれなかった学校に関わることによって、子どもたちのためにできることが大きく変わるのではないかと感じた」と説明した。
特別養子縁組で家族に迎えた子どもと一緒に姫路に転居した久保田氏は、教職員の働き方改革が最重点課題との考えを示した。「私自身が定時に来て定時に帰ることを率先したい。子育てをしながら教育を考えることが重要で、先生方も自分のケアができているから子どもたちをケアできるという面があると思う」と話した。(宮沢崇志)
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