ふるさと納税の寄付額が愛媛県内の市町でワースト2位(昨年度の速報値で約1200万円)という松前町。その現状を改善しようと、同町の県立伊予高校の生徒が16日、松山市の愛媛FCの試合会場で、地元企業が出品する返礼品を展示販売し、魅力をPRした。
総合的な探究の時間でふるさと納税について学ぶ生徒8人が、ニンジニアスタジアムの広場にブースを出展。海産物加工会社の龍宮堂(同町)のおつまみや、主にホテル用アメニティーを製造する山陽物産(伊予市)のシートマスクなどを来場者に販売した。
竹田悠人さん(1年)は「ふるさと納税をよく知らないお年寄りの方も多かったので、PRの良い機会になった。ホタテの貝ひもは普通の味より唐辛子味などの一工夫した商品がよく売れたので、返礼品の企画に生かしたい」と話した。
今後は地元企業に返礼品の企画提案を行うという。(川村貴大)
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